新型コロナウィルスの影に隠れた「インフルエンザ」の動向は?

新型コロナウィルスの影に隠れた「インフルエンザ」の動向は?

インフルエンザ

こんにちは、
秘書猫みーでございます!!

緊急事態宣言が1月14日に発令されて2週間。

発令前と変わらぬ新型コロナ感染者数により、緊急事態宣言の延長が取り沙汰されるようになりました。

テレビのワイドショー等を含め、連日のようにコロナウィルス関連の話題でひっきりなしの状態ですが、皆さん、この時期に流行するウィルスの存在は忘れてませんか?

そう、インフルエンザです。

例年であればインフルエンザの流行期に入る時期を迎えている筈ですが、今年は厚生労働省への罹患者報告数が極めて少ない状況です。

新型コロナとインフルエンザの同時流行が起こったら…

という最悪の状況への危機感もありましたが、2020/21年シーズンはこれまでのところ、インフルエンザ患者が記録的に少なくなっているんです。

今回はその理由について具体的に検証してみたいと思います。

インフルエンザの流行入りに程遠い患者数

インフルエンザの流行入りに程遠い患者数

厚生労働省は毎年、全国の約5,000カ所の定点医療機関から、インフルエンザ患者数の報告を受けます。

これによると2020/21年シーズンの8月31日から1月17日までの20週間の累積のインフルエンザ患者数は、全国でわずか729人。

同期間における過去5年間の平均患者総数は約51万人強で、2020/21年シーズンの患者数はなんと0.15%程度にとどまっていることが統計で明らかになりました。

この現象は日本だけでなく海外でも似たような環境にあるとの事。

世界保健機関(WHO)によると「うがいや手洗いなどの衛生対策、および入国規制などの移動制限により、流行しなかった可能性がある」と理由を分析。

しかしながら、衛生対策などが功を奏したのなら、新型コロナの感染拡大を止められなかったことの説明がつきません。

インフルエンザが流行しない理由①ウィルス干渉

ウィルス干渉のイメージ

それでは なぜ、インフルエンザが流行の兆しを見せないのか?

そのひとつに「ウイルス干渉」の可能性を専門家が指摘しています。

ちなみに ウィルス干渉とはどんなものなのかというと、ウイルスが体内の細胞に感染すると、ほかのウイルスには感染しにくくなる状態を指します。

風邪に似た症状が出る「RSウイルス」で例えてみると、毎年インフルエンザの流行とともに収束。

これはウイルス干渉によるものとみられていて、新型コロナの感染が広がり、インフルエンザが感染できない状況があるのではないかという事です。

要するに「世界中でウイルス干渉が起きた」という説です

インフルエンザが流行しない理由①マスクや手洗いの徹底

手洗いのイメージ

一方、ウィルス干渉の可能性ではなく、マスクや手洗いの徹底がインフルエンザの流行を抑えているという現実的な声もあります。

昨春から続く新型コロナウイルスの感染対策が、インフルエンザの予防につながっているということ。

併せて外出する機会も減ったことで飛沫感染や接触感染のリスクも低まり、コロナによる予防意識の高まりがインフルエンザ感染予防の一助になっているという説です。

まとめ

如何でしたでしょうか?

コロナ&インフルエンザのW流行が心配されておりましたが、現時点ではコロナの流行とは反比例してインフル患者数は伸びておりません。

しかしながらインフルエンザが遅れて流行する可能性も否定できないと専門家は警笛を鳴らしています。

今季もこれから患者数が急増する可能性もゼロではありませんが、現在までは患者数が際立って少ないのは事実。

いずれにせよ、新型コロナウイルスの感染対策が、インフルエンザの予防につながっているな少なからず影響があるということです。

そのような訳で、引き続きコロナ&インフルエンザのW感染症に細心の注意を払いながら、日々の予防を徹底して参りましょう!

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