【マイコプラズマ肺炎】長引く発熱と咳には要注意
こんにちは!
秘書猫みーでございます。
1月も早くも下旬に差し掛かり、1年の中で一番寒いと言われている大寒が過ぎた訳ですが、より一層寒さが厳しくなってきた感がありますよね。
そんな中、巷ではインフルエンザやノロウィルスなどの感染がピークを迎えている今日この頃なんですが、その陰に隠れて暗躍している病気があるんです。
その名も「マイコプラズマ肺炎」
霊的なマイコプラズムとは全く別物ですのでご注意を(笑)。
皆さん肺炎は当然ご存知かと思うんですが、その前にマイコプラズマと名の付くこちらの肺炎。
もしかすると初めて耳にしたなんて方もいらっしゃるかもしれませんが、通常の肺炎との違いは非常に長引くという傾向を持っているんです。
そこで今回はマイコプラズマ肺炎に関する特徴と予防策をご紹介させて頂きます!
マイコプラズマ肺炎の特徴
マイコプラズマ肺炎は、「肺炎マイコプラズマ」という病原菌(ウィルス)による呼吸器感染症なんです。
基本的には1年を通して感染者がみられるんですが、他の病原菌と一緒で乾燥した時期に感染する人が増加する傾向があります。
少し余談になるんですが、過去の統計で4年ごとに大流行し感染者が増えたことから、”オリンピック肺炎”なんて呼ばれたこともあるんだとか。
このマイコプラズマ肺炎は、小さなこどもを中心に流行することが知られていますが、実は成人にも感染する呼吸器疾患なんです。
そして感染者の40際未満の方が多く発症し、その症状は、発熱、咳、などの症状が多いと言われてます。
治療薬の問題
マイコプラズマ肺炎を治療するためには、抗菌薬の飲み薬が主に用いられるケースが多いんです。
また、小さな子どもから高齢者までどの年齢層にも使える標準的な薬として推奨されているのは、マクロライド系の抗菌薬。
しかし近年問題になっているのが、薬が効かない耐性菌の増加が指摘されていること。
薬が効かない耐性菌の増加は、抗菌薬(抗生物質)を服用する側の不適切な使い方にも一因があるといわれています。
「もう治った」など自分の判断で薬を飲むのをやめてしまったり、必要以上に長い期間使用したりすることは、避けたいものです。
有効な予防方法はうがい・手洗い・マスクの着用
マイコプラズマ肺炎を含む肺炎は現時点で日本人の死因の第3位となっており、毎年多くの方が肺炎で命を落としております。
医療の進歩に伴う高齢化が進むなかで、体力や抵抗力が低くなり肺炎で亡くなる人が増えているのも一つの要因です。
昨今は肺炎により重篤な症状を予防しようと、厚生労働省は「65歳以上の高齢者には、肺炎球菌の予防接種」が推奨されるようになりました。
しかし、予防接種はもちろんのこと、マイコプラズマ肺炎を含む肺炎のリスクを減らすためにはうがい・手洗いが最も重要です。
また、外部からのくしゃみや咳により飛散したウィルスを予防するため、マスクの着用も心がけましょう。
まとめ
如何でしたでしょうか。
風邪と肺炎の症はよく似ています。
故に、どちらなのか区別がつかず、受診した方がいいのか迷ったことがある方も多いかもしれません。
風邪なってしまうほとんどは、ウイルスが原因です。
しかし、時間が経過しても症状がよくならないときは、別の疾患の可能性があります。
発熱と長引く咳は、マイコプラズマ肺炎を疑ってみることも必要かもしれません。
以上、秘書猫みーがお伝えさせて頂きました!