猛威を振るう風疹!早めのワクチン接種を
紅葉が見ごろを迎え、いわゆる晩秋と言われる時期に差し掛かってきた今日この頃。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
こんにちは、秘書猫みーでございます!
朝晩の冷え込みに冬の到来を予感させる日々が続いておりますが、ここ最近のニュースなどで大々的に報道されているのが風疹。
今、大流行の兆しを見せていますよね。
しかも感染者が男性に偏っているというのが傾向にあるんだとか。
これは、風疹患者の多くは30代から50代の男性で、いわゆる「予防接種空白期」と重なるんだそうです。
そんな訳で、今回はインフルエンザと共に猛威を振るいつつある風疹についてお話をさせて頂きます!
男性に多い風疹の感染者
2013年の流行以来、減少傾向にあった風疹が、今年度(平成30年)の累計患者数は10月の時点で、1,000人を超えてしまったそうです(国立感染研究所調べ)
しかも日本全国で流行の兆しがあるわけでなく、なんと関東を中心流行の兆しをみせてます。
そして、一番特筆すべきは風疹患者の多くが男性、それも働く世代が中心ということ。
当然のことながらちょっとやそっとじゃ休まない会社員の方などが、風邪と思って出勤したところ風疹だったというケースも多いんだとか。
そんな「無自覚な感染者」が感染の広がりの一旦になってしまっているんだそうです。
風疹の症状
そんな大流行の兆しをみせている風疹はどんな症状が出るのか。
国立感染症研究所は、主な症状として「発疹、発熱、リンパ節の腫れ」の症状が見受けられるとの見解をホームページでも発表してます。
その中で、風疹の一番の特徴である発疹は全身に小さな粒の赤い発疹が出るのが特徴です。
そして何といっても怖いのが恐ろしいほどの感染力。
せき、くしゃみなどのいわゆる”しぶ”きによって感染するんですが、その感染力は、この同時に大流行していくインフルエンザウイルスの3~5倍程度とも言われているんだとか。
また密かに流行の兆が出ているのには訳があるんです。というのは、インフルエンザほど高熱にならず、発疹にかゆみもないため気付きづらいという点が挙げられます。
故に、働き盛りの世代が無理してでも会社に通い、無意識に感染を拡大させる恐れがあるため、風疹の予防には細心の注意を払う必要があるんです。
風疹の予防はまず予防接種
では風疹を予防するためにはどのような準備が必要なんでしょうか。
当然のことながら飛沫感染しないようにのマスク、その他、うがいや手洗いは当たり前にして頂くことが大事です。
しかし、一番重要になってくるのが風疹予防のための予防接種。
ちなみに風疹の予防接種は、1976年から始まりましたが、最初は女子中学生のみが対象で、男女とも1歳すぎに接種するようになったのは1995年から。
この過去の歴史を遡って考えてみると、20代以上の人(特に男性)は免疫をもたない人が多くなっており、今そのような年代の方に風疹が流行しているという事実。
最近はMR(麻しん風しん混合)ワクチンといって、はしかと風しんの両方に効果のあるワクチンが主流となっております。
また補助金などや会社の福利厚生などで安く予防接種を受けることができるので是非お調べになってみてください。
まとめ
如何でしょうか。
「自分は風疹ではない」という思い込みから、実際に風疹にかかっており、人に感染してしまう事が多くなっているそうです。
最悪のケースとしては、これから出産を控えている妊婦さんに風疹のウィルスが感染してしまい、生まれてくる赤ちゃんに先天性の病気を与えてしまう事もあります。
もし風疹の予防接種を受けていない方がいらっしゃれば、早めに受けることをお勧めいたします。
以上、今週の秘書猫みーブログでした!