【はしか流行の兆し】ゴールデンウイークの前には予防接種を!
秘書猫みーでございます。
今日は関西・関東を中心の大雨が続いていて、外には出れそうにないですよね。
それともう一つ、ゴールデンウィーク前の一番ワクワクするこの時期に、非常に感染力の強い流行り病が流行の兆しを見せてます。
そう、「麻疹(はしか)」です。
恐らく皆さんも既にニュースでチェック済みかと思うんですが、海外(台湾)からの観光客から日本国内(沖縄)へ持ち込まれた、いわゆる「輸入はしか」が、ゴールデンウィークを目前に全国的に広がろうとしてます。
これまでの様々な報道でも、沖縄で「はしか」を発症した感染者が新幹線で移動して問題になりましたよね。
そして決定的だったのが、航空機の客室乗務員が麻疹を発症した事。
今再び「はしか」が広がりを見せ始めている背景には、ワクチン接種後の免疫の低下や、免疫を獲得できなかった人がいるという事なんです。
感染者と同じ空間にいるだけで「空気感染」するほど感染力の高い麻疹。今回は、これ以上広げないようにする為に必要な事をお話させて頂きます。
「はしか」の主な症状
まずは「はしか」の症状から確認してきたいと思います。「はしか」は感染してからおおよそ10日間の潜伏期間を経て症状が出ると言われてます。
症状が出始めのころは咳や鼻水などといった風邪に似たような症状が2~3日続いた後に、いきなり40℃に達するほどの高熱、そして特有の症状である
全身の発疹(赤いブツブツ)が出現。
しかも怖いのが肺炎や中耳炎も合併して発症するケースもあり、脳への後遺障害や死亡率も、先進国の中でも1000人に1人と高い割合になってるんです。
特に3歳以下の幼児などが感染した場合はその比率はグンと上がるとの調査報告もありますよね。
強い感染力の麻疹の予防対策
では「はしか」に対する具体的な予防対策はあるんでしょうか?
それはワクチンを事前に接種する事に尽きるんです。
実は、現代医療では発症してしまったら対症療法でしか治療に当たる事ができないので、出現した症状に対しそれが悪化しない為の治療のみというのが現実・・。
ただ、これだけ強い感染力を持っている「はしか」も、ワクチンを接種しておくことでかなり高い確率で予防する事が可能なんです。
また、感染者ともし接触してしまった場合、免疫がない人は接触後72時間以内にワクチンの接種を受ける事で発症を予防する事ができる可能性があります。
ですので、麻疹・風疹ワクチンを接種した記憶がない人・母子手帳に記録がない人は
『MRワクチン』
こちらを接種しておくことで感染を防ぐ事ができます。
免疫があるかどうかのチェックは医療機関に相談
そんな訳で、非常に感染力の強い「はしか」なんですが、MRワクチンはあらかじめ接種しておくことが全てと言っても過言ではありません。
これから迎えるゴールデンウィーク、人が沢山いる公共交通機関を利用して移動することや施設に行くこともあるかと思いますが、ワクチンを接種していれば発症を防ぐ事ができます。
まずは自分に免疫があるかどうか不安な人は、まず医療機関に相談してみてください。
過去に麻疹にかかった事がある人はその時点で免疫が付いていますのでそれ以上ワクチンを接種する必要はありませんが、たとえかかったことがある人がワクチン接種をしても副反応は増強しませんのでご安心を。
まとめ
今回は非常にタイムリーな話題だったと思うんですけど、この「はしか」はインフルエンザよりも感染力が強い感染症です。
ですから、わたくしみーは居ても立っても居られなくなり、今回筆を走らせた次第でございます。
じゃあ「ゴールデンウィークだけど、交通機関を使わず、人が多いところは避けよう」としてもかなり難しいかと思うんです。ですので、今回は予防接種をしっかりと受けていたか確認すること、そして実際に予防接種することに尽きます。
かかったかどうか不明な人、ワクチン接種歴が不明な人は一度医療機関で相談の上、ワクチン接種を考えてくださいね。