【脂肪肝】生活習慣病が引き起こす現代病
こんにちは。
秘書猫みーでございます。
3月に突入し、所々で梅の花が咲いたりして少しずつ春の背中が近づいてるような、そんな気がします。
そして花と言えばこれから咲き乱れるのが『桜』。
隅田川や目黒川、東京都内には数多くの花見スポットが多いかと思うんですけど、当然ながら桜の木の下で花見や飲み会の機会も多くなると思います。
すると普段はそんなにお酒を飲まない方がダウンするなんてお馴染みの風物詩も多くなりそうな今日この頃。
「俺はそんなに酔わないし、全然大丈夫」
そんな自信満々の皆様、あなたお伝えしたいことがあるんです!
それは「脂肪肝」。
お酒を飲む方は、健康診断の結果で真っ先にそこを見ている人も少なくないはず。しかし、最近ではお酒を飲まない方も脂肪肝になるケースが多くなってます。
いわゆる現代の生活習慣病ってやつ。
また、「脂肪肝」というと、「太った人の病気だろ」と思う人も多いだろうが、実はアルコールそのものが脂肪肝の原因になることもあるんです。
そこで今回は、お酒と脂肪肝についてお話させて頂きます!
肝脂肪の原因と症状
今や、日本全国民の3人に1人が脂肪肝になっていると言われるこの時代。
「とりあえず今は大丈夫だから」
と放置している方って意外と多いんじゃないですか?
例えば、会社の健康診断の後、多くの人が肝臓のデータの数値を気にかけ、正常値内に入っていると「良かったぁ・・」と胸をなでおろす方も多いと思います。
見た目は痩せていても、中性脂肪の数値が高かったり、脂肪肝気味、もしくは脂肪肝と診断された方も少なくないですよね。
いわゆる「隠れ肥満」なんて言われる予備軍も続々と控えている現代・・
その原因としては、
- ・食べ過ぎ
- ・飲み過ぎ
- ・運動不足
- ・肥満、無理なダイエット
ざっと大きく分けで4つの原因が多く占めてるんです。
脂肪肝とは、中性脂肪が肝臓に蓄積する病気。脂質や糖質を摂り過ぎ、更に運動不足の場合には、体内で消費仕切れなかった脂肪酸やブドウ糖が中性脂肪として肝臓に蓄えられてしまうんです。
そして、お酒の飲み過ぎでも肝臓に中性脂肪がたまります。これは、アルコールが分解する時、中性脂肪が合成されやすくなるのが主な原因。
また明らかな肥満になると、肝臓での脂肪酸の燃焼が悪くなり、肝臓に中性脂肪がたまります。
そして最近多いのが、極端な食事制限など無理なダイエットをした人が発生する「低栄養性脂肪肝」と呼ばれる脂肪肝なども見られるようになったんです。
怖いのはお酒を飲まない人の脂肪肝
お酒の飲み過ぎが肝臓に悪いことは一般的に知られていますよね。しかし、実は日本人の脂肪肝の原因で多いのは、飲み過ぎではなく、食べ過ぎという事実。
このことを非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)と呼ぶんです。
このNAFLDには2種類あり
- ・単純性脂肪肝(NAFL)
- ・非アルコール性脂肪肝炎(NASH)
があるんです。
解説させて頂くと、NAFLは症状が軽く改善しやすいんですが、NASHに関しては重症タイプで、放置すると肝硬変、肝細胞がんへと進行する可能性も。
また、NAFLからNASHに進行することもあるので、注意が必要なんです。
脂肪肝の人が全員、重症化するわけではありませんが、早期に発見して、原因となる生活習慣や肥満を改善することが大切という事がお分かり頂けましたでしょうか?
脂肪肝の具体的な予防策
そんな訳で、この脂肪肝とは生活習慣が大きな原因なんです。故に生活習慣を改善すれば治ります。
具体的には
- ・食事療法
- ・運動
- ・禁酒
などを行い、体重をちょっと減らしただけで、肝臓に蓄積された中性脂肪がだんだん減り、少しずつ肝機能が回復するんです。
しかし、一時的に脂肪が減っても、生活習慣が元に戻れば再発します。
まずは、悪い生活習慣を断ち切るようにしましょう。
01.糖質を摂り過ぎない
脂肪肝の食生活改善というと、最初に頭に浮かぶのが脂っこいものを減らすことを考えますよね。
しかし、それ以上に気を付けたいのは糖質なんです。
普段から糖質を摂り過ぎていると、脂肪肝になりやすいことがデータで出てます。特に果物の果糖は吸収がよく、肝臓で中性脂肪になりやすいため、要注意。
ちなみに、主な糖質が多い食べ物は
- ・果物
- ・ごはん
- ・パン
- ・麺類
あまり食べ過ぎず、野菜などを織り交ぜてバランスの良い食事を心がける事が予防になります。
02.緑茶で脂肪肝の対策
実は脂肪肝って、アルコールや糖質以外にも様々な火種があるんです。それが、ストレスや喫煙、紫外線など。
そこで緑茶に含まれるカテキンが体内、特に肝臓で発生する活性酸素を消去してくれることが近年の研究でわかってきました。
メタボにもいいという研究もあるので、脂肪肝予防にも効果的です。
03.食べ方の工夫
食事によって血糖値が急上昇すると、血糖値を下げるホルモンであるインスリンが大量に分泌されます。
野菜のおかず→肉・魚のおかず→ごはん(炭水化物)の順番に、よく噛んで食べれば、血糖値の上昇が穏やかになり、インスリンの分泌が抑えられます。
04.有酸素運動など適度な運動
脂肪は筋肉で燃えるため、脂肪肝の改善には筋肉をつけることが必須項目です。有酸素運動やちょっとした筋力トレーニングは、肝機能の改善につながるんです。
そうして、身体を鍛えれば基礎代謝が増し、太りにくい体になり肝臓にも優しくなっていきます。
まとめ
如何でしたでしょうか。これから春になり出会いと別れの季節・・。
必然的にコミュニケーションを図るため”飲みにケーション”も多くなってくる時期です。
そこでお酒をガッツリ飲まれる方、あるいは「せっかくだしお腹いっぱいまで食べちゃお!」なんて方は、大いに日常生活でもそのような傾向が出てしまう可能性って否定できないと思うんです
今日お話しさせて頂いた「肝脂肪」
ちょっと心配な方は、健康診断などでお身体の現状を把握すると共に、そのようにならない為の予防策を日常生活に取り込んでみてはいかがでしょうか。
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