タバコは百害あって一利なしなのか
こんにちは!
秘書猫みーでございます!!
最近は居酒屋などにいくと「受動喫煙防止条例」に伴い、室内に設置された喫煙スペース、もしくは店舗の外に出て喫煙するケースが多くなってきましたよね。
更には公共の施設でもタバコを吸うスペースがどんどん範囲が狭まってきて、愛煙家の肩身が狭くなってきたように思います。
更にはタバコの税率も年々上昇‥。
さすがに喫煙者が減ったかと思いきや、男性の喫煙率は諸外国と比較しても、いまだに高い状況にあると言われています。
そして現在、国内に約1,500万人ほどの喫煙者がいると推定されています。
そこで今回は、タバコにはどのような有害物質が含まれ、カラダにどのような影響を与えるのかをコンパクトに解説できればと思います!!
タバコの煙に隠された正体
まず皆さんに一つだけ質問させて下さい。
タバコの煙にはどのくらいの化学物質が含まれている思われますか?
あまり深く考えたことがある方は少ないと思われますが、なんと4,000種類以上の化学物質が含まれているんです。
更に怖いのが、そのうち約200種類以上が毒物、約60種類は発がん性物質という実態‥。
更に、その中でもタバコに含まれる”三悪人”と言われるのが、
ニコチン、タール、一酸化炭素です。
以下にその有害性をまとめてみました。
タール
- 様々な発がん物質を含む
ニコチン
- 強い依存性
- 血管の収縮、血流の悪化
一酸化炭素
- 全身の細胞を酸欠状態に
これらの成分はガンを発症するトリガーとなる非常にリスクの高い有害物です
タバコは心臓などの血管にも悪影響
更にタバコの害はガンだけでなく、心臓などの血管系にも悪影響を及ぼします。
具体的には、
- 血管の収縮による血圧の上昇
- 血液の粘度の上昇
- 動脈硬化
- 心臓への負担
などが挙げられます。
こういった状況が長く続けば続くほど体が蝕まれいき、やがては狭心症や心筋梗塞といった命に関わる病気を発症するリスクが高まるでしょう。
喫煙が引き起こす肺の病気
また、何といってもタバコの影響を一番受けやすいのが肺。
タバコは肺の細胞も破壊してしまいますが、その代表的な疾患がCOPD(慢性閉塞性肺疾患)という病気です。
別名「タバコ病」とも呼ばれていて、発症の原因のほとんどがタバコという統計も出ています。この病気の特徴は有害物質により、気道や肺胞に炎症が発生。
すると正常な呼吸が困難になり、せき、たん、息切れなどの症状を発症し、「死んだ方が楽だ」と言われるほど、大きな苦痛をともなう病気です。
受動喫煙の怖さ
本人が摂取する主流煙に含まれる有害物質の量を1とした場合、副流煙に含まれるニコチンは2.8倍、タールは3.4倍、一酸化炭素は4.7倍、そして発がん物質として最も強力なものの一つであるニトロソアミンという物質は、なんと52倍も含まれています。
とくに、副流煙は妊婦さんや子供に対しての影響が大きいと言われています。
妊婦さんの場合は、流産や早産、胎児の発育障害‥、などといったリスクが高まるので注意が必要です。
まとめ
如何でしたでしょうか。
喫煙のデメリットについて簡単に説明させていただきました。
しかし、なかなかタバコが止められない人は多いと思います。
ストレス解消を目的として喫煙する人もいるでしょうから、無理な禁煙をしてストレスが溜まって攻撃的になったり、又は暴飲暴食に走ったり、というのは健康上、精神衛生上よろしくありません。
喫煙するのであれば、自身の健康と社会常識を守った喫煙に細心の注意を払いましょう。
例えば、喫煙禁止区域では吸わない、非喫煙者に副流煙を吸わせない、喫煙後は歯磨きを徹底する、チェーンスモーク(連続吸い)を止めるなど習慣づけましょう。
受動喫煙を減らす為に、より住み良い世の中の為に、マナーやエチケットをしっかりと守り、喫煙を嗜みましょう。