コロナワクチンでよくある誤解 その②【摂取後は感染する? しない?】
こんにちは、
秘書猫みーでございます!!
緊急事態宣言の解除後、日本ではコロナの新規感染者数が激減傾向にあり、1日あたりの全国平均で500人から1,000人程度で推移している今日この頃。
思えばおよそ2ヵ月前‥、8月20日頃には1日の新規感染者が25,000人を記録しましたが、それ以降急速な減少をみせ、今では(10月19日時点)ピーク時のおよそ2%にまで減少した計算になります。
世界的に見ても日本がパンデミックを抑えている要因
では、何故ここまで急激に新規感染者が減ったのか?
減少に至る大きな理由としては、ワクチン接種の浸透が大きいと専門家が見ています。
日本は接種のワクチン接種の開始時期こそ諸外国に遅れを取ったものの、現在では総人口の約65%がワクチンの2回接種を完了。
これが新規感染を食い止めた可能性があると想定されます。
しかしながら世界的に見ると、日本とは逆にワクチン接種が進んだ国でも感染が急拡大しているのも無視できません。
そこで気になるのが、ワクチン接種後に新型コロナウイルスに感染するかどうかではないでしょうか?
ワクチン接種後に増えていったブレークスルー感染
感染者数がピークを迎えていたころ、大手メディアではワクチン接種後2週間が経過してから陽性が判明する「ブレークスルー感染」が話題になりました。
このブレークスルー感染により様々な場所でクラスターが発生。
感染者を飛躍的に増幅させました。
これは、実際に罹ってしまったりワクチンを接種したりすることで、免疫を獲得して抗体ができても、使う機会がなければ段々抗体の量が少なくなってしまう為に起ったと見られています。
しかしながら、ブレークスルー感染は軽症という統計があり、ワクチンによって重症化を防ぐ効果は高いレベルで維持されています。
製造会社別 ワクチンの有効性
以上の事を踏まえた上で、今現在、日本で主流と言われている製造会社別のワクチン有効性をご覧下さい。
■ファイザー社
接種間隔 | 通常、およそ21日間の間隔でワクチンを2回接種 |
効果が見られる時期 | 最も高い感染予防効果が得られるのは、2回目のワクチンを接種してから7日程度経って以降 |
有効性 | 治験(臨床試験)においてワクチンを2回接種した場合の有効率は約95% |
予防効果 | 100%の感染予防効果が得られません |
■武田/モデルナ社
接種間隔 | 通常、およそ28日間の間隔で2回接種 |
効果が見られる時期 | 治験(臨床試験)において十分免な疫が確認されたのは、2回目を接種してから14日以降 |
有効性 | 治験(臨床試験)においてワクチンを2回接種した場合の有効率は約94% |
予防効果 | 100%の感染予防効果が得られません |
■アストラゼネカ社
接種間隔 | 通常、4~12週間の間隔で2回接種 |
効果が見られる時期 | 治験(臨床試験)において十分免な疫が確認されたのは、2回目を接種してから15日以降。 |
有効性 | ワクチンを2回接種した場合の有効率は、複数の臨床試験を併合して解析した結果から約70%等の結果 |
予防効果 | 100%の感染予防効果が得られません |
ワクチン接種の効果として期待
先の製造会社別 ワクチンの有効性をご覧の通り、ワクチン接種の効果として期待されるのは、感染しても症状が出るのを抑える「発症予防」、コロナの症状が重くならない「重症化予防」ということがお分かりになりましたでしょうか?
ワクチン接種後でも新型コロナウイルスに感染する場合はあります。
また、ワクチンを接種して免疫がつくまでに1~2週間程度かかり、免疫がついても発症予防効果は100%ではありません。ワクチン接種後でも新型コロナウイルスに感染する可能性がある事を意識して生活する事が大事と言えます。
まとめ:ワクチン接種した人もこれまで通りの感染対策を
如何でしたでしょうか?
ワクチンを接種していれば、ブレークスルー感染が起こってもほとんどの場合、重症化を免れます。しかしながら、感染することはあるし、感染しても発病しないことも多いので自分ではそれと気付かないままでいます。
もしマスクを着用しないで会話をしたり、3密の場所に出入りしたりすると、他の人にうつしてしまう恐れがあります。
ワクチン接種が進み感染者数が減ってきているという専門家の見立てはありますが、まだまだ気を緩めず感染が拡がらないように、これまで通りの感染対策を続けていく必要性があります。