痛風を引き起こす尿酸について
こんにちは!
秘書猫みーでございます。
11月も下旬という事で、間もなく師走という事もあり世間も慌ただしくなってきました。
皆様におかれましても、様々なイベントの予定がある方もいらっしゃるかと思いますが、無理な暴飲暴食も多くなるのもこの時期ですよね。
忘年会シーズンということで一過性のことかと思いますが、そのまま同じライススタイルになってしまうと、生活習慣病になりかねません。
そんな中、ここ最近よく耳にする病気が「痛風」。
食事のバランスを崩してしまい、尿酸が基準よりも大幅に上回ってしまった方が発症する病気です。
わたくしみーの知り合いである某中小企業の社長さまなんかも「最近、痛風になっちゃって大変なんだよ」という方もいらっしゃるくらい、現代病として認知されつつありますよね。
そこで今回は、痛風の直接的な原因でもある「尿酸」についてお話させて頂きます。
尿酸とは
まずは尿酸について簡単に説明させて頂きます。
尿酸とは細胞の核になる成分「プリン体」が分解された時にできる老廃物のこと。
血液中の尿酸濃度が基準値を上まると「高尿酸血症」と診断されます。特に、8.0mg/dl 以上になってしまうと、足の付け根が赤く腫れて激しく痛む「痛風」、その他「腎臓病」などが起きやすくなります。
【尿酸の基準値】男性4.0~7.0mg/dl 女性3.0~5.5mg/dl
高尿酸血症には、肥満や食べ過ぎ、お酒の飲み過ぎなどが関係しており、いわゆる生活習慣病として認知されるようになりました。
尿酸が引き起こす怖い病気「痛風」
そして尿酸とイコールでイメージしてしまうのが「痛風」ですよね。
症状としては、突然、足の親指のつけ根から猛烈な痛みにおそわれ、1~2時間もすると足の甲がぱんぱんに腫れあがってしまう症状が代表的です。
また痛風の由来である「風が吹いても痛みが走る」という例えそのままに、わずかに風があたるだけでも激痛に襲われてしまいます。
これは、ストレスに伴う食べ過ぎ、及びお酒を多量に飲んでしまうなどといった生活習慣の乱れ、仕事でハードワークしている方や激しいスポーツをしているなどといったことが大きく影響しているといわれています。
痛風は、体内の新陳代謝によってできる尿酸の量によって起こります。
そして尿酸値が高尿酸血症になると、血液中に溶けきれない尿酸が結晶となって関節に沈着し、痛風発作を起こしてしまうというメカニズムです。
尿酸の原因はプリン体
尿酸のもとは、皆さんご存知かと思われますが「プリン体」といわれる物質。
主に次のような3つの方法で作り出されます。
①プリン体が含まれている食事をとり続けて、体内のプリン体が増えてしまう。
②プリン体が体内の細胞の核酸に含まれており、体の新陳代謝により古い細胞が分解されることでプリン体が発生する。
③急激にエネルギーを消費することによりプリン体が生み出される
特に①と③を上手にコントロールすることが高尿酸血症や痛風の治療・予防にとっても重要です。
尿酸を上げない為の予防策
最後に尿酸値を上げないための具体的な対策について。いずれにしてもやる事はシンプルで、当たり前こと。
少しずつ生活に取り入れてみましょう!
予防①:プリン体の多いものを控える
プリン体の多い魚肉類の内臓や干物を食べるのをセーブして、栄養バランスの良い食事を心がける事。
予防②:アルコールを採り過ぎない
お酒は1号程度の適量にすること。
予防③:ストレスを溜めない
仕事に関してはなるべくストレスを溜めずに、自分のペースでこなすことを心がける。
予防④:食べ過ぎない
肥満防止のために食べ過ぎには注意。現状で肥満指数が高い方は有酸素運動などでゆるやかな減量をするよう心がけましょう。
まとめ
如何でしたでしょうか。
尿酸の値が高くなってしまうことで、痛風をはじめとした様々な生活習慣病が発生するリスクがあること、お分かり頂けたのではないでしょうか。
まずは掲載させて頂いた具体的な予防法を実践することにより、高尿酸血症や痛風にはなりにくくなります。
さらに痛風が原因となって発症する尿路結石、痛風結節(関節にできる大きな瘤)、腎障害といった怖い合併症を引き起こすリスクも低下します。
健康的なライフスタイルにするために、少しでも尿酸についての予備知識として皆様のお役に立てたら幸いです。