新型コロナウイルス変異株とは?N501Yとは?
こんにちは!
秘書猫みーでございます!
3回目の緊急事態宣言が延長されて、月末の宣言解除まであと2週間。
しかしながら、残念ながら新型コロナウイルスの感染者数が改めて拡大する兆しを見せています。
そのような状況の中、大手マスコミは「ウィルス変異株」について大々的に取り上げ、より国民の不安を煽ってしまっている状況と思わざるを得ません。
しかしながら変異株とは一体何なのでしょうか?
そこで今回は、「変異株」の問題点や種類、そして日本国内において猛威をふるっている変異株「N501Y」について解説いたします。
そもそも新型コロナウイルスの変異株ってなに?
まず変異株はなぜ生まれるのかをおさらいしていきましょう。
変異株が生まれるメカニズムは、新型コロナウイルスは人の細胞に入り込み、遺伝物質のRNAをコピーさせて増殖する際、一定の割合でコピーミスが発生。
このミスが繰り返される中での変化で、変異株が誕生します。
ちなみに新型コロナウイルスの場合、およそ2週間で1ヶ所のスピードで変異していると考えられており、同じRNAウイルスであるインフルエンザと比べると約半分のスピードとの事。
そのため、中国・武漢で最初に確認された新型コロナウイルスと比べて、昨年末にイギリスで確認された変異株では29ヶ所に変異が存在しているとされています。
変異ウイルスは従来型ウイルスと何が違うの?
ウイルスの遺伝子が突然変異を起こしても、通常は少し形が変わったり特徴が変わったりする程度で、ウイルスとしての個性に大きな変化はありません。
しかしながら何度も突然変異を繰り返していると、ウイルスの性質が変化し、更には感染しやすくなったり、重症化しやすくなることがあります。
大阪ではこの遺伝子の突然変異によってたまたま人の体に侵入しやすく強い感染力を獲得してしまった変異ウイルス(主にイギリス型)が大流行してしまい、感染拡大が止まらない状況となっているのです。
変異株はいくつあるの?
ウイルスの変異株の型は無数に確認されており、WHO(世界保健機構)は特に注意が必要な変異株について警告を鳴らしています。
特に感染しやすい、重症化しやすい、ワクチンや治療薬が効きにくいことなどが既に実証されている変異株を指します。
そこで以下に懸念される変異株をご紹介させて頂きます。
VOC-202012/01
イギリスで初めて確認された変異株。従来株のウィルスよりも感染しやすく、更には重症化しやすい可能性があります。既に世界の130ヶ国で報告。
501Y.V2
南アフリカで初めて確認された変異株。従来株よりも感染しやすく、免疫やワクチンの効果を低下させる可能性あり。世界80ヶ国で報告。
501Y.V3
ブラジルで初めて確認された変異株。南アフリカの変異株「501Y.V2」と似たような傾向にあり、従来株よりも感染しやすく、免疫やワクチンの効果を低下させる可能性あり。45ヶ国で報告。
P.3系統
フィリピンで初めて報告された変異株。従来株よりも感染しやすく、免疫やワクチンの効果を低下させる可能性あり。
N501Yとは、どんな変異なのか
更に日本国内において大阪府・兵庫県によって感染が流行している変異株「N501Y」にも軽く触れておきましょう。
この変異株はウイルスのタンパク質の501番目のアミノ酸がN(アスパラギン)からY(チロシン)に変わり、スパイクタンパク質が人の細胞と結合しやすくなったとされています。
南アフリカ株とブラジル株と比べ、484番目のアミノ酸がE(グルタミン酸)からK(リシン)に変化したE484K変異を併せ持っていることで、ワクチンの有効率を減少させる可能性があるそうです。
対岸の火事では済ませられない”インド株”ウイルス
また最近ニュースを賑わせているインド由来の新型コロナウイルス変異株にも触れない訳にはいきません。
このインド由来の変異株、英国株に続く「脅威」となると専門家が危ぶんでいるほど、警戒が必要と言われています。
それは日本人に多い白血球の型による免疫が効きにくくなるとされていて、その感染力は英国株を上回るという可能性も指摘されています。
ちなみにインド株には「L452R」と「E484Q」という2つの特徴的な変異が確認されているとの事。
これは日本人の6割が持つ白血球の型「HLA(ヒト白血球抗原)-A24」がつくる免疫細胞から逃れる特徴がある、という実験結果を著名な大学が発表しました。
つまり今まで脅威とされてきたイギリス株をも凌駕する可能性を秘めているため、より一層、水際対策の緊張度が増してきたとも言えます。
まとめ
如何でしたでしょうか?
日本医師会は「感染が非常に広がっていて厳しい状況」と表明しており、政府は変異株PCR検査数を引き上げ、監視体制を強化するとの事。
しかしながら求められる感染防止対策は従来株と変わりません。
これまで通り、人と人との接触を極力減らし、マスク着用、手洗いを徹底するようしていきましょう。
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