【PCR検査・抗原検査・抗体検査】特徴と違いについて
こんにちは!
秘書猫みーでございます
緊急事態宣言の延長が発令されて、ここ最近は徐々に感染者が減りつつあるようですが、そもそもPCR検査自体の「検査数」の報告が減っているなんて話も取り沙汰されている今日この頃。
そんな中、テレビやインターネット上のニュースでコロナ関連のニュースを見ていると、PCR検査、抗原検査、抗体検査などさまざまな検査の名前を耳にする機会があるのではないでしょうか。
「えっ、いったいどの検査を受けた方がいいの?」
と、このそれぞれの検査の意味について疑問に持たれる方もいらっしゃるでしょう。
そんな訳で今回は、PCR検査、抗原検査、抗体検査それぞれの検査の意味を詳しく解説していきます。
PCR検査について
まずは新型コロナにより広く周知されるようになった、PCR検査について解説していきましょう!
PCR検査とはポリメラーゼ連鎖反応(Polymerase Chain Reaction)の略。
大きな特徴としては、RNA(ウイルスの遺伝子)を増幅させて検出する方法になります。
インフルエンザと一緒で鼻や咽頭をぬぐって細胞を採取して検査を行い、発症から9日以内であれば唾液からの検査も可能です。
PCR検査は新型コロナウイルス感染症の確定診断に用いられており、陽性判定が出た場合には新型コロナウイルスに感染しているということになります。
抗原検査とは
新型コロナウイルスに対する「抗原検査」は昨年の5月に保険認可されました。
PCR検査がRNAを増幅して検出するのに対し、抗原検査は新型コロナウイルスに対する抗体を用いて抗原を見つける検査。
PCR検査との大きな違いは、標的(ウィルス)を増幅させることは出来ないため、検出にはより多くのウイルスが必要という側面がある為、PCRに比べて感度が劣る傾向にあるという事実は頭に入れておくべきです。
その結果、偽陰性が多くなります。
それでは、なぜそんな検査が認可されたのでしょうか?
それは、抗原検査には以下の特徴があるからです。
- 30分程度で結果が出る
- 特別な検査機器や試薬を必要としない
このように設備が整っていなくても簡単に検査出来るメリットがあります。
その為、抗原検査はPCR検査と組み合わせて活用することが予定されています。
抗体検査とは
最後に抗体検査について解説して参りましょう。
抗体検査は血液中のウイルスに対する抗体の有無を調べる検査です。
抗体とは体の中に入ってきた細菌やウイルスなどに対応するために作られるタンパク質の事。
抗体は症状出現後、1~3週間経って陽性となるといわれています。
万が一 陽性となった時は、ウイルスが存在するというより、症状がなかった場合を含めて過去に感染したことがあるということを表します。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
PCRでも抗原検査・抗体検査でも、陽性であれば「新型コロナウイルスに感染している」ということができます。
しかしながら陰性の場合、「100%感染していない」とは言うことはできません。
新型コロナウイルスに感染している人が100人いるとして、PCRが陽性となるのは70人程度と言われています。残りの約30人は新型コロナウイルスに感染していても、PCRは陰性となります。
そのような特性をしっかりと理解した上で、検査を受ける心構えを身に着けていきましょう。
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