IPS細胞の治験
こんにちは。
秘書猫みーでございます。
ここ数日は一時の蒸し返すような暑さから抜け出して、過ごしやすい陽気になってますよね。実はこんな時にいわゆる「夏風邪」にかかり易くなるので、皆さまお身体はくれぐれもご自愛ください。
さて、そんな夏本番を迎えつつある今日この頃。
私たちの仕事にも大いに関連のあるビックニュースが飛び込んできました。
京大が世界初の治験へ
そうなんです、皆さまもテレビや新聞、インターネットの情報サイトですでに小耳に挟まれてると思うんですが、ついに「IPS細胞関連の治験」が始まろうとしてるんです。
今回は、筋肉の中に骨ができる難病
「進行性骨化性線維異形成症(FOP)」
の治療薬の候補をIPS細胞を使って治験を行うと発表されました。
不治の病と言われた「進行性骨化性線維異形成症」
ちなみに「進行性骨化性線維異形成症」とはどんな病気なんでしょうか。
簡単に表現すると全身が石像になる不治の病なんです。
発症率は200万人に1人という、極めて稀な遺伝子疾患で、筋肉や腱、靭帯が骨組織に変わり硬化してしまうんだそうです。
最終的には、自力での歩行や食事、呼吸ができなくなってしまい、患者の平均寿命も41歳と、現在の医学では治療が不可能とされている難病。
こんな誰もが無理だと思っていた病に対して、光明を差したのがIPS細胞というのが凄いですよね。
ちなみに、IPS細胞を使った創薬の治験は世界で初めてなんです。このIPS細胞を発見したのが日本人というはなんとも誇らしいことです。
まとめ
再生医療と並んでIPS細胞の柱の一つである創薬の分野が本格的に動き出すのは、本当に画期的なニュースですよね。
近く実際の患者に候補薬の投与を始めて、安全性や効果を確かめる為の治験を行うことが発表されてますが、ここにきて
「治験」
という言葉を改めて認識した方も多いのではないでしょうか。
治験をきっかけに創薬研究がますます活発に行われ、他の難病に対する治療法の開発につながれば、きっと様々な方の希望になるはず。
わたくし、みーも
しっかりと行く末を見守って参ります!